神前結婚式と聞いて思い浮かべるのは、みなさんこの儀式ではないでしょうか?

写真撮影も、このタイミングからはどの神社でも撮影の許可をいただけます。

とても印象的な儀式ですね!

ただ、三三九度・・・とは言いますが、ほとんどの神社では、三三九度は行われていません。というと、

「えっ!?」

と思われますよね?

実は、殆どの神社では、三献の儀が行われます。

三三九度は、読んで時のごとく、

小、中、大の盃を、

小:新郎→新婦→新郎
中:新婦→新郎→新婦
大:新郎→新婦→新郎

の順で酌み交わします。
3×3=9なので三三九度ですね!

殆どの神社では、

小:新郎→新婦
中:新婦→新郎
大:新郎→新婦

ですので、二三六度です。
(私も結婚式のカメラマンを始めたばかりの頃は・・・三三九度なのに、どうして六度しか行わないのだろうか?と思ったものです)

諸説ありますが、三三九度は宮中の儀式とのことなので、畏れ多い(神道の基本的な精神)と遠慮して、儀式の簡略化(時間の短縮)のために、二三六度になったといわれています。

ただ、二三六度では格好がつかないので、ほとんどの神社では三献の儀といわれるようになったそうです。

さて、その盃を酌み交わす儀式ですが、どういった意味があるかと申しますと、

一番小さな盃は、過去。

ご新郎様「真っ白になります」→ご新婦様「同じく真っ白になります」→ご新郎様「その想いを盃を通して酌み交わしました」

中くらいの盃は、現在。

ご新婦様「この人と結婚します」→ご新郎様「私もこの人と結婚します」→ご新婦様「その想いを盃を通して酌み交わしました」

そして、結びの一番大きな盃は、未来。

ご新郎様「私たちの未来は永遠です」→ご新婦様「私たちの未来は永遠です」→ご新郎様「その想いを盃を通して酌み交わしました」

という具合に、お互いの想いを盃を酌み交わすことで誓います。

この、過去→現在→未来の話。

祝詞と全く同じだと思いませんか?

ご先祖様から授かった命。そして、これまで大切に育ててくださったご両親、今に至るまでに共に成長してきたご友人。みなさまに感謝して、真っ白な気持ちで。

人生の伴侶となる相手と結婚を誓う。

そして、未来への愛を誓い、幸せな家庭を築いていく。

神前式はひとえに、この想いに尽きるのだと思います。

殆どの結婚式では、三度目の盃はありませんが、盃を酌み交わした際に、おふたりの心の中で「その想いを盃を通して酌み交わしました」と願うことはできるはずです。

この日本人らしい慎ましやかな儀式。

是非大切に想いを酌み交わされることをおすすめいたします!