結婚式の始まり。
ご新婦様のお父様がご健在の場合、ほとんどのご新婦様は、
お父様と一緒に、ヴァージン・ロードを歩いてご入場なさいます。

ヴァージン・ロードの特別感がいいですね!
さて、そのヴァージン・ロードですが、
実は、和製英語なんです。
ということは、そのヴァージン・ロード。
日本特有のものな感じがしますね。
(ヴァージン・ロードにはご新郎様・ご新婦様、ご家族、
お立会人以外は立ち入ってはならないという、お約束のことです)
先日お伺いした挙式では神父様が、キリスト教には前述のようなそんな決まりは無い、
ともおっしゃっていらっしゃいましたので、もちろん宗派によるのかもしれませんが、
やはり日本特有のもののようです。
(Youtubeなどで海外の結婚式の動画をみると、カメラマンが一緒に歩いているシーンもよく見かけますよね!)
さて、ではなぜヴァージン・ロードを歩いてはいけない。
(立入ってはいけない)
というお約束になったのでしょうか?
一説によると、
ヴァージン・ロードは、ご新婦様の一生を表していて、
扉の前がお母さんのお腹の中で、
扉が開いてうまれ、いっぽいっぽゆっくり人生を進んでいく。
(ヴェールダウンのセレモニーは扉のところで、人生の再スタートをするためのセレモニーという説もありました)
これまで、ご新婦様が歩んで来られた過去を振り返りながら、
お父様やご家族と一歩一歩進んでいく。
そして、ヴァージン・ロードの先頭で、
お父様と、ご新郎様がバトンタッチすることで、
これからはご新郎様・ご新婦様で未来へ向かって歩いて行く。
そんなロマンティックな想いが込められているんですね!
というわけで、そのご家族との大切な思い出の道、
ご遠慮くださいね!ってことなんでしょうね。
私としては、
ご入場の際に、沢山のゲストの皆様に祝福されながら、
これまでのことを思い出し、幸せを感じ、
そして、挙式中に、これからのことを考える。
ということは、素敵なことだと思います。
(だからこそ、結婚式をするのですよね!)
蛇足ですが・・・
ゲストの皆様も、おふたりにとっては大切な方たちばかりだと思うし、
結婚式の撮影を任されているカメラマンも、
おふたりの人生の一大イベント、
これからの大切な宝物を残す使命を抱いているわけです。
ということは・・・
おふたりのお気持ち次第では、
おふたりの目の前を横切ったり、
雰囲気をぶち壊すような事をしなければ、
立ち入ってもいいような気もしないでもないです。