今日は結婚式の写真で使うPhoto感写のレンズワークについて、その2をお届けします。

AF-S Nikkor 35mm 50mm 85mm f1.4G

左から、35mm 50mm 85mmのf1.4というレンズです。

これらのレンズは、左から
Nikon AF-S 35mm f1.4G
Nikon AF-S 50mm f1.4G
Nikon AF-S 85mm f1.4G
です。

簡単に解説すると・・・
35mmとか、50mmとかの、mmは、
焦点距離(理科の時間に習いましたよね?)
で、ズームをすることができず映る範囲は固定です。

ちなみに、焦点距離が短いほど、同じ位置から撮った場合に写真に映る範囲が広く移ります。

私が今使っているNikonのD4というカメラでは、
50mmが人の目で見た自然な範囲が写る焦点距離だと言われています。

35mmは、そこから一歩下がって見たくらいの幅を同じ立ち位置から写すことができます。
85mmは、逆にさらに一歩近づいたくらいの範囲が写ります。

(蛇足ですが、24-70mmというズームレンズを使えば、この範囲とほぼ近い範囲の写真を写すことができます)

さて、ではどうしてズームできない不便なレンズをわざわざ使うのか?

その秘密は、mmの後ろのf1.4というところにあります。
(カメラ用語でf値と言います)

私が使っているNikonのD4というカメラでは、
ズームレンズは最もf値の数字が小さいもので、2.8です。
でも、今回ご紹介するレンズ達は、f1.4という非常に小さな数字なのです。

そのf値ってなんだろう?

f値というのは、絞りと言って、
レンズの明るさを表しています。

f1.4とf2.8では、数字は半分ですが、
光を取り込める量は2倍ではなく、4倍です。
つまり4倍早いシャッタースピードを使うことができます。

結婚式場は暗いところも多いので、
このシャッタースピードが4倍早いということは、
ものすごく暗いところでも、
ストロボ無しでその場の雰囲気を生かした撮影ができるということなのです。

もちろん、それだけではなく、f値が小さいレンズは、
焦点があっているところの前後のボケの量が大きくなります。

というわけでこういう写真が撮れるわけなのです。

35mm f1.4G で撮ったケーキの写真

35mm f2で撮影しています。

(f値を大きくすること=絞りを絞るといいます)

50mm f1.4G で撮影した写真

50mm f1.8で撮影しています。

85mm f1.8で撮影した写真

85mm f1.8で撮影しています。

同じものをとっていないので写っている範囲の違いはわかりにくいと思いますが、
どれも撮りたいものが背景から浮かび上がっていますよね?

焦点距離が長いほど、同じf値でもボケの量は大きくなります。
また、撮影距離が短くなれば、同じf値でもボケの量は大きくなります。

ここまでの説明をよんでも・・・
(読んでくれた人いるかなぁ?)
ちんぷんかんぷんですよね?

その複雑な要素をすべて把握して、
撮りたいイメージの写真を撮るために、
レンズを交換するのです。

単焦点レンズを使っている=f値が小さいところまで選べる=絵作りに本気モード

ということです。
(逆を返せばズームレンズを使っているときは、今は絶対に残したい記録、思い出を撮影モードです)

弘法は筆を選ばず、といいますが、
門出はレンズを選びに選んで写真という絵を描いているわけであります。