皆さん、花の写真や小さいものを大きく撮る(接写する)時に使うレンズ(もしくはカメラについている「チューリップ」のマークの機能)、なんて呼んでいますか?

一般的には、マクロレンズ、マクロモードと呼ばれることが多いように思います。

でも、ちょっとよく考えてみると・・・

マクロ=巨大。巨視的。巨視的にみたもの。

ですよね。

私たちが一般的に使っているカメラでそんなマクロな写真、撮れますか?
一般的に売られているマクロレンズでは、せいぜい10円玉を画面いっぱいに写す程度=等倍といいます(被写体がフィルム(センサー)上に同じ大きさに結像する)です。

100インチの画面にその写真を表示させれば、それなりにマクロ感は出てきますが、、、
その程度の撮影倍率で、本当にマクロって言えるのでしょうか?

実は写真の定義では、等倍よりも大きく写すこと(例えばてんとう虫を画面いっぱいに写すとか)をマクロ撮影、というのが正しかったんです。
(顕微鏡なども製造しているオリンパスは昔一般向けに等倍よりも大きく撮影できるカメラ用のレンズを販売していましたが、それでもかなり特殊用途でした)

でもことばは生き物ですからね。
今はマクロレンズは、等倍くらいの撮影をするレンズということで市民権を得ているので、今はマクロレンズは等倍くらいまでの写真を撮るレンズです。
(実際に私も過去のブログでマクロレンズ・・・って言ってますし(笑))

ただ、我らがNikonさんだけは、マクロレンズのことをマイクロレンズって呼んでいます。

その理由は、ニコンの千夜一夜物語、第二十五夜 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8 (前編)に書かれていますが、超拡大写真を撮るためのレンズ(マクロレンズ)ではなく、新聞や書籍の複写をして保存しておくマイクロフィルム撮影するためのレンズってことで「マイクロレンズ」という呼び方を選んだそうです。

Nikonのカメラやレンズが本当に真面目に作られているのを感じられるエピソードですよね。

時々、お客様にオススメのレンズを尋ねられた際にお話する内容を一部抜粋して記事にしました。
Nikonのサイトにマイクロレンズの比較のページもあったのでそちらも紹介しておきます)

門出 結婚指輪 写真 マイクロレンズ マクロレンズ

ちなみにこの写真はマクロレンズではなく、マイクロレンズで撮った写真です(笑)

私もそこまで生真面目ではありませんが、Nikonのカメラを使うカメラマンの一員として、
この真面目さを見習ってこれからも一枚一枚の写真を大切に撮影していきたいと思います。