そういえば、先日の豊栄荘、雉子亭での撮影。

とっておきのレンズ、ズミルックス(SUMMILUX) 35mm f1.4 第1世代を持っていきました。

このレンズは1960年(61年?)に発売されて、その後30年くらい売られていた超ロングセラーレンズ。

私が持っているのはマニアックな表現をすると、339万番台。(番号でおおよその製造年がわかります)

ちょうどライカのレンズがカナダ製造からドイツ製造に切り替わった時のもの(200番ちょっと若いのがCanada製というのを確認しています)なので、
おそらく1986年から87年くらいに製造されたものだと思います。
(ちょうど30年位前に製造されたものですね!)

ズミルックス(SUMMILUX) 35mm f1.4 第1世代 写真

左が現行品で、右が30年前のものです。

ズミルックス(SUMMILUX) 35mm f1.4 第1世代 写真

古いほうが小さくて軽いってのが面白いですね。

このレンズ、巷ではクセ球とかボケ玉と言われているのですが、その名の通りかなりクセのあるレンズで使いこなしが難しい(だから面白い)です。

絞りを開けて撮る(ボケが大きくなるように撮る)と、レンズのいろいろな収差が盛大に出てボッケボケ(笑)(でもそれがいい感じ)ですが、
ちょっと絞るととたんにものすごい優等生になります。

その変貌ぶりにジキルとハイド、なんて呼ぶ人もいるとかいないとか。

当時の技術力の精一杯だったんだと思いますが、特性をわかって使いこなすと本当に面白いレンズです。

開放付近の、ふわっとした描写がとっても気に入っています。

条件的にこのレンズで撮影するのが難しいコンディションになったので、現行品で同じ場所で撮影した写真があったので違いを観てみると・・・

Summilux m35mm f1.4 first

開放です。

後ろの光がにじみすぎる状況だったので

Summilux m35mm f1.4 first

ちょっとだけ絞りました

が、まだまだにじみます。

これはこれで、このレンズならではのふわっとした感じが良いんですが、ハイライトからのにじみがちょっとうるさいと思ったのでもうちょっと絞りたかったのですが、
部屋の明るさがこれ以上絞るには辛かったので、現行品で撮影しました。

Summilux m35mm f1.4 first

現行品ははっきりと写っていますね〜

うるさいにじみもなく、このシチュエーションではいい感じに撮れました。

現行品はどんな状況でもしっかりくっきりと描いてくれるとっても優等生。

これはこれでとっても好きです(笑)

でも。。。

Summilux m35mm f1.4 first

このふわっと感は古い方のレンズじゃなと出せません

以前ご紹介したSummilux M50mm f1.4ともちょっと違う特性ですが、私の個性として大切にしたいレンズの一つです。