今月15日。
「祝婚歌」で有名な吉野弘さんがお亡くなりになったそうです。

以前、私のブログでも紹介させていただいた「谷川俊太郎」さん編集の「祝婚歌」
にも収録されている歌です。

本当に素敵な歌ですので、結婚式の日に耳にすることも多いのですが、
聞くたびに、そうだよなぁ・・・
と、日々の自分の行いを見直すきっかけにさせて頂いています。

こころより、ご冥福をお祈りいたします。

吉野弘さんの祝婚歌をご紹介して、本日のブログを結びにしたいと思います。

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは

長持ちしないことだと気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと 胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ 胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい