今日は結婚式の出張撮影のお打ち合わせの前に、
中藤毅彦さんの写真展「Bucuresti Days」を観に行って来ました。

ルーマニアの首都、ブカレストで、2000年と2001年に撮影された作品ということでしたが、
なんとなく、1997年に訪れた旧東ドイツ(東ベルリン)を思い出す写真でした。

東欧ってこんな感じなんだろうなぁ・・・
っていうイメージと、
展示解説にもあるように荒廃から発展へ向かう途中のなんとも表現しがたい現実が、
リアルに表現されていました。
(今回は人の写真が多くて、またその人々のなんとも言いがたい眼差しが印象的でした)

作品の一部は中藤さんの公式サイトのギャラリーにも掲載されていますが、
是非生でご覧になってみてくださいね!
会期は以下のとおりです。

会場:Bright Photo Salon
住所:東京都中央区湊1-8-11千代ビル4F
会期:2013年4月26日(金)~2013年5月9日(木)
時間:10時~19時(土日祝日は18時、最終日は17時まで)
休館:月曜日

中藤毅彦さんの写真展 Bucuresti Days の展示会場入り口の案内 写真

入り口の看板です

以下、写真展情報より

ルーマニアの首都ブカレスト。

かつては、バルカンの小パリと称される程の美しい街並を誇っていたというこの都市は、独裁者チャウセスク大統領の方針で徹底的に改造され、未完の宮殿「国民の館」を始めとする巨大で無機的な建築物ばかりが目立つ殺風景なメガロポリスと化してしまった。

更に今から24年前、1989年の流血革命でブカレストは市街戦の舞台となり、街はすっかり荒廃してしまった。

そのブカレストに興味を持って僕が3度に渡り撮影に通ったのは2000年から2001年の事である。

当時、既に革命から10年の月日が過ぎていたにも関わらず、街にはマンホールに住む薬物の袋を持ったストリートチルドレンや、群れをなす野犬の姿が目立ち、1日に何度も偽警官が寸借詐欺をしかけて来る有様で、治安も経済も非常に厳しい状況にあった。

だがそうした環境の中でも人々はしぶとく、したたかに生き抜いていたのが深く印象に残っている。

その後、ルーマニアは念願のEU加盟を果たし、2006年にブカレストを再訪した時には着実に復興を果たし、日々変化を続けている事が見てとれた。

今回、展示の為に全てのカットを見直して、過渡期にあったこの時代にしか撮り得なかった混沌を自分が写していた事を再認識出来た。

12年の月日を経て、再びこの作品を展示する事は、撮影当時とはまた違った意味合いを持つのではないかと思う。

ここ数年、ブカレストを訪れていないが、この東欧の特異な都市は、新しいルーマニアの首都として現在どのような姿に生まれ変わっているのだろうか。